アンガーマネージメント・ようこそ!気持ちの広場へ

〜体や行動とのつながり〜

怒りの感情が起こっているときは、私達の体にも様々な反応が起きています。例えば、怒りの感情が強くなると心臓がドキドキしませんか?あるいは、肩や腕に力が入って、筋肉が硬くなったり・・・。胸のあたりがつかえるような感じがしたり、胸のあたりがもやもやしたり。このような体の反応や身体感覚が感情を表す言葉で言語化されると、一気に「キレる」ということはなくなります。普段から嫌な気持ちになった時、イライラした時など、自分の体にどんな反応が起きているかに注目することは重要です。体の中に流れているネガティブなエネルギーを言葉で表現して、他者に伝えられるようになれば、感情をコントロールできるようになります。

大人も、日頃からネガティブなエネルギーが体に流れていると思った時、これを感情の言葉でいうとどんな言葉が当てはまるかを意識してみてください。例えば、大人の場合でも「私、この辺がなんだかもやもやしているのよ。・・・不安がいっぱいなんだよね」と、身体感覚と感情の言葉を結びつけて相手に伝えます。子供の場合、子供が感じている感情を推測して、言い当ててくれる大人の存在が必要なのです。